しあわせのねだん

本交換会でもらった本。女性のエッセイは初めて読んだので新鮮だった。

しあわせのねだん (新潮文庫)

しあわせのねだん (新潮文庫)


■「コーヒー 2.80NZドル、ヤムヌア(牛肉サラダ)ごはんつき 8NZドル」
非常に共感できた。

「何を見たか、何を見なかったか、というのは、ツアー旅行か個人旅行かという違いではなくて、その場所でお金を使うか否かではないかと私は思うのだ。」

旅行先では、自分でお金を使わないと、記憶が薄くなる。パッケージツアーでは、「お金を使う」という疑似体験。印象が残らない。
ものの価格を理解するためには、「基準価格」を自分の中にうち立てないといけない。


■「記憶 9800円×2」
もうすぐ一人暮らしを始めて、両親とほとんど顔を合わさなくなりそうだ。親孝行しないと。