なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか

ようやく読んでみたけど、すっきりしません。

極めて主観的で、市販の本とは思えない。期待していた分残念だった。
まぁ70歳のセミプロライターおじいちゃんが執筆活動に励んだ結果だと思えば、可愛いものか。

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■韓国におけるパチンコの流行と廃止

【2000年】このころから日本のパチンコ台を改造した「メダルチギ」の流行はじまる。
【全盛期】店舗数は全国で約15000店、売上げは日本円で約3兆円。一方で、パチンコがらみの自殺や犯罪が目立ちはじめ、社会問題となる。
【2006年】「パダイヤギ(海物語)」事件起こる。不当な高配当が出るよう変造した機械の許認可、禁止されている換金行為をめぐる贈収賄事件が発覚。盧大統領(当時)の親族の関与が疑われ、疑獄事件に発展。野党、マスコミによるパチンコ批判が高まる。
【2006年8月】警察庁がパチンコ台の一斉撤去の命令を通達。同年中には、ほぼすべてのパチンコ台を撤去。
【2007年以降】闇営業の摘発が、散発的につづく。


■日本がパチンコを禁止できない理由
・政治家たちが献金に目が眩み、業界を擁護している
・マスメディアが、メディアとしての責任を果たしていない


■違和感があった箇所
・「子殺し、親殺しは、パチンカーに多いといわれている。パチンコによって荒廃した心が、ついには、親殺しや子殺しまで発展するのである。」
小泉政権が、金が全てで心は二の次の社会を作り、高齢者を捨て去ろうとした。
・業界が「依存症対策セミナー」を開く偽善。「電話相談が無料ならば、セミナーで入場料を取るのがおかしい。」
・「子どもを殺すのは人間の親だけである。」→違います。
・「とくに女性の場合はギャンブル経験がないから、簡単に依存症になってしまう。男性であれば、麻雀を経験したり、花札をやったりしてギャンブルは先輩から教えられる。」
・(パチンコ店は警察の顔色を窺い、絶対に逆らえない、とした後で)「民主党の山田議員の国会での質問に、国家公安委員長がおどおどして、怯えたような表情で答弁していたのは、警察がこういう弱みを握られているからだと推測できるのである。」
→山田議員にってこと?何の弱み?


■パチンコ台の入替
パチンコ店は、新台であろうと、中古台であろうと、機械の入替を行なう際には、必ず所轄警察署に変更承認申請を行う。これは「風営法」で義務付けられている行政手続きであり、これを怠ると営業停止などの行政処分のほかに、刑事罰を課されることになる。
(中略)
申請書類と実際にパチンコ店に設置されている機械を見比べる現場の立会い業務も行なうため、その間は営業もできないし、警察職員が張り付くことになる。


■元警視総監が会長を務める「保通協」とは?
保通協(財団法人保安電子通信技術協会
警察庁の外郭団体として組織された1982年設立の団体で、国家公安委員会の委託を受けて、パチンコ・パチスロなどの遊技機の型式試験・検査を行う組織。多額の検査料を受け取っており、一機種審査するのに、パチンコ台で152万円。パチスロ機で181万円。
2009年度はパチンコ遊技機672件、回胴式遊技機パチスロ)は786件の型式試験申請書を受理。計算すると24億円の収入。